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海外で子宮全摘!ニュージーランドでの手術記録⑩|退院後1週間のリアルな回復生活

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  術後2日で退院し、自宅での回復生活が始まりました。 「家に帰れば少し楽になるかな」と思っていましたが、現実はなかなか甘くありませんでした。 退院直後の痛みと追加処方 退院後すぐ、処方された痛み止めでは痛みをカバーしきれず、病院へ電話。 追加で処方されたのは Tramadol(トラマドール) でした。 少し眠気は出ますが、入院中もよく効いていた薬です。 特に術後3日目あたりから、おへそ周辺がぎゅっと引きつるように痛み始めました。 傷口が腫れている様子はありませんが、動くたびに引っ張られる感覚。 ますます猫背で、のそのそ歩く生活です。 お腹はまだ妊娠6ヶ月くらいのぽっこり状態。 術後の体力パターン 1日のリズムも少しずつ見えてきました。 朝は比較的元気 夕方〜夜にかけて痛みと疲労が増す 午後になると横にならないときつい日も多かったです。 家事ができないストレス 術後3〜4日目はキッチンに立つ気力もなく、家族の食事はテイクアウト頼み。 「作ってあげたいのにできない」 これが意外とストレスでした。 部屋が散らかっていると掃除機をかけたくなるし、洗濯も干したくなる。 でも、上に手を伸ばすだけでお腹が痛い。 ピンチハンガーの高さが限界でした(笑)。 そんな中、日本人の友人が雑炊などを差し入れてくれました。 本当に身体に沁みました。 術後の食欲とガスの変化 術後5日目頃までは肉を食べたい気分になれず、日本食中心の生活。 身体が自然と消化に優しいものを求めているようでした。 ガスによる満腹感や首肩の痛みは、術後4日目にはかなり軽減。 ただし、おへその引きつれ感は続きます。 痛み止め様様の毎日です。 術後6日目で在宅勤務復帰 術後6日目、在宅勤務で仕事に復帰しました。 (もちろん無理しない前提です) 通常は2〜4週間休むことが多く、医師のレターも出ています。 眠気が出ることもあるため、時短勤務で対応。 在宅を許してもらえる職場環境に本当に感謝です。 デスクワークなので、時々立って家の中をゆっくり歩くようにしています。 意外と仕事をしている方が、痛みを忘れられる時間もありました。 術...

海外で子宮全摘!ニュージーランドでの手術記録⑨|術後1日目と退院まで

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  尿カテーテルの不快感と、ガスによる首肩の痛みに耐えた長い夜が明けました。 術後1日目の朝|尿カテーテル抜去 朝方、ナースが尿カテーテルを外してくれました。 これだけで、かなりスッキリ。 やっぱり私の膀胱はバルーンカテーテルが苦手だったに違いない(笑)。 その後は自分でトイレへ。 でも術後は、 うまく排尿できない 出たと思っても膀胱に残っている ことがあるそうで、3回ほど尿量チェックが必要でした。 トイレのたびにナースを呼び、膀胱内を簡易エコーで確認。 無事クリアしました。 初めて立つ・初シャワー 「少し立ってみる?」と言われ、ナースの支えでゆっくり起き上がりました。 約24時間横になっていた身体はとても重い。 でも、ゆっくりなら歩けそう。 さらに「シャワー浴びてもいいよ」と言われ、「もう?!」とびっくり。 昨晩の汗と違和感を流したくて、サッとシャワーを浴びました。 (シャンプーする元気はなし) ガウンを脱いで初めて見たお腹は、妊娠7ヶ月並みにぽっこり。 まだガスがたくさん入っている感覚です。 術後1日の痛みとガスの状態 横隔膜あたりの圧迫感と首の痛みは、ややマシに。 でも完全には消えません。 ナース曰く、 「動いた方がガスは抜けやすい」 とのこと。 午前中は部屋の中をゆっくり歩きました。 (とはいえ猫背でのそのそ) 午後は疲れが出て横になる時間も増えました。 早期離床(術後早く体を動かすこと)は癒着予防にも良いそうです。 執刀医の訪問と手術写真 午前中、突然執刀医が様子を見に来てくれました。 傷の確認と痛みのチェック。 お願いしていた子宮の写真を聞くと、 「めっちゃあるよ!」とラミネートされたレポートを持ってきてくれました(笑)。 先生の説明によると: 4cmの筋層内筋腫だけでなく、外側にも筋腫があった 子宮は11cmまで肥大していた 腹腔鏡でできるか少し不安だったが、無事膣から摘出できた 開腹手術にならなくて本当に良かった…。 やはり、お腹の中は実際に見ないと分からないことも多いそうです。 術後の腸の動きとガス下痢 その夜は、なかなかハードでした。 ...

海外で子宮全摘!ニュージーランドでの手術記録⑧|術後直後の様子と長い夜

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目が覚めると、そこはリカバリールームでした。 ナースに「無事終わってるよ、頑張ったね」と言われ、ほっと一安心。 でも── 身体が自分の身体じゃないくらい重い。ひたすら眠い。 全身麻酔から目覚めた直後の感覚 「もっとスッキリ起きられるもの」と勝手に思っていました。 実際は、想像を絶するだるさと眠気。 手術時間は2〜3時間だったようです。 点滴と尿カテーテルがまだついたまま、ベッドごと個室へ移動しました。 トイレ・シャワー・テレビ付きの個室です。 夫に「目覚めたよ」とLINEしようとしましたが、携帯すら重く感じて断念(笑)。 病院から連絡してもらいました。 術後すぐの痛みと眠気 この時点では強い痛みは感じませんでした。 麻酔が徐々に抜けていく感じで、痛み止めもこまめに投与されていました。 でも、とにかく眠い。 Netflixを見る気力すらゼロ。 半日ほぼ眠っていたので、記憶もあいまいです。 ナースが頻繁に来て、痛み止めをくれたり、バイタルを測ったりしていました。 術後の脱水と食欲ゼロ状態 少し脱水気味で血圧が低めだったようで、「水を飲んでね」と言われました。 食事も勧められましたが、食欲はゼロ。 意識がはっきりしてきて何か食べられたのは、術後約10時間後でした。 夕食はLight Mealを選択。 パンプキンスープ 柔らかいガーリックロール チーズケーキ(なぜか追加) でも全部2〜3口が限界。 飲みやすかったのはペパーミントティー。 胃の圧迫感があっても、スッと飲めました。 腹腔鏡手術後の“残留ガス”がつらい 事前に説明は受けていましたが、これが想像以上に厄介でした。 腹腔鏡手術ではお腹にガスを入れるため、術後にガスが体内に残ります。 その影響で: 胃の圧迫感 肩や首の痛み が出ます。 傷の痛みは薬で抑えられますが、ガスによる圧迫感は物理的なものなので完全には消えません。 ガスは24〜48時間で自然に吸収されるとのこと。 少しずつ起き上がって歩いたり、ベッドで膝を立ててゆっくり左右に揺れたり。 地道に動かすしかありません。 術後の夜は、とても長く感じました。 尿カテーテルの違和感 ...

海外で子宮全摘!ニュージーランドでの手術記録⑦|手術前日と当日の流れ

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いよいよ手術前日。 病院から「前日に連絡するね」と言われていましたが、ちゃんと朝にテキストメッセージが届きました。 手術前日の病院からの連絡内容 届いたメッセージはとてもシンプル。 病院到着時間:7:15am 前日は深夜12:00amまでに飲食終了 当日朝は6:15amまで水OK 体調が悪い場合は連絡すること ……入り時間、早くない?(笑) 日本だと前日入院もあると聞きますが、NZは当日入りが基本です。 夫に子どもを学校へ送る前に病院へ送ってもらうことにしました。 手術当日の朝|病院到着から準備エリアへ 規定の時間に荷物を持って病院へ。 レセプションで名前を告げて待っていると、ナースが来て手術準備エリアへ案内されました。 カーテンで区切られたスペースにベッドが並んでいます。 まずは妊娠検査。 「念のため妊娠していないかチェックするね」と言われ、トイレへ。 「おめでとう、妊娠してないわよ(笑)」 いや、今それはちょっと複雑(笑)。 ガウンに着替え、ほかほかに温められたベッドへ。 ヒーター入りベッド、本当にありがたい。 麻酔科医との説明と同意書サイン 少し待つと麻酔科医が来て、全身麻酔の説明が始まりました。 全身麻酔のリスク説明 麻酔利用承諾書へのサイン 輸血が必要になった場合の同意書 ここまで来ると、いよいよ現実味が増してきます。 執刀医からの最終説明 最後に執刀医が来て、手術内容とリスクの説明を受けました。 今回の手術は、 子宮と卵管を摘出 卵巣は温存 腹腔鏡下子宮摘出術(Laparoscopic hysterectomy) 腹腔鏡手術では、お腹にガスを入れて膨らませるため、術後に肩や首の痛みが出る可能性があるとのこと。 また、帝王切開を2回経験しているため、癒着が強ければ開腹手術に切り替える可能性も説明されました。 こればかりは祈るしかありません。 さらに、稀なケースとして膀胱や直腸など周辺臓器を傷つけるリスクについても説明がありました。 「稀」と言われても、聞くとやっぱり怖い。 子宮は持ち帰る?NZならではの質問 取り出した子宮を持ち帰るかどうかも聞かれました。 NZでは出産時...

海外で子宮全摘!ニュージーランドでの手術記録⑥|入院前の準備と心境

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⑤で保険のPre Approval(事前承認)が下りてから、いよいよ入院と手術に向けた準備が本格的になりました。 この章では、入院前の準備・心境、そして手術を目前にした日々について書いています。 手術までの1ヶ月と心の変化 手術予定日まで約1ヶ月。 「何もない日々かな…」と思っていましたが、心の中ではいろいろな感情がぐるぐるしていました。 「本当にこの選択でいいのかな?」という不安 「痛みが怖い」という恐怖感 「でもこれで楽になりたい」という期待 少しずつ手術へのリアリティーが増してきました。 入院準備:持ち物チェックリスト ニュージーランドの入院は、日本と違って必要なものを持参する文化です。 2泊3日の入院でも、下のようなものを揃えました: 入院用パジャマ・下着・靴下 洗面用具(歯ブラシ・シャンプー・コンディショナーなど) 携帯電話と充電器 保険証券・Pre Approval Noticeのコピー 病院から届いた入院フォーム・説明冊子 読み物(本・Kindleなど) 軽いおやつ・飲み物(検査後用) クッション・ブランケット(気持ち安心用) 入院中はリラックスできる環境を作ることも大事だと思い、私は少し多めに用意しました。 入院書類と手続きの流れ 病院から送られてきた入院フォームは、オンラインで記入・提出できました。 主な必要事項は: 緊急連絡先 保険情報の確認 手術に関する同意書 薬のアレルギー情報 記入・送信し終えたあと、病院側から「受け取りました」と連絡があり、少し安心したのを覚えています。 家族と手術への準備 夫とは「当日は何時に病院へ行く?」「駐車場どこ?」と細かい話をしました。 日常の忙しさの中で、ふと「これは自分の身体と向き合う時間なんだ」と強く感じた時期でもありました。 体調管理と手術直前の注意 手術前は、とにかく体調を整えることに専念しました。 十分な睡眠 バランスのよい食事 適度なストレスケア 特に寝不足にならないように、普段よりも早めに寝るように意識しました。 入院直前の気持ち 手術1週間前。 ...

海外で子宮全摘!ニュージーランドでの手術記録⑤|私立病院の費用と保険の事前承認(Pre Approval)

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専門医から子宮全摘(Hysterectomy)を提案され、手術を受けると決めた私。 次に向き合ったのは「費用」と「どこで手術を受けるか」という現実的な問題でした。 ニュージーランドの公的医療制度とは? ニュージーランドでは、永住権保持者や2年以上の就労ビザを持つ人は、公立病院を無料または低額で利用できます。 医療費は税金でまかなわれ、日本のような国民健康保険制度はありません。 ただしデメリットもあります。 緊急性の低い手術は待機期間が長い。 子宮筋腫による子宮摘出は「命に関わる病気」ではないため、優先順位が低く、 1年待ちになることも珍しくない と言われました。 私立病院を選んだ理由 年末には日本への一時帰国も予定していました。 そして何より、毎月の生理の重さや貧血から早く解放されたいという気持ちが強くなっていました。 そこで、会社の福利厚生で加入している 民間の健康保険(Health Insurance) を利用し、私立病院(Private Hospital)での手術を選ぶことにしました。 ニュージーランドでは約40%の人が民間保険に加入していると言われています。 待ち時間を考えると、「加入していて本当に良かった」と心から思いました。 私立病院の見積もりは約30,000ドル 専門医受診から約2週間後、手術予定の私立病院から見積書が届きました。 約30,000NZドル(日本円で約300万円以上) 思わず「こわ…」と声が出ました。 同時に、手術日は5月20日で仮押さえされていました。 いよいよ現実味が増してきます。 保険の事前承認(Pre Approval)の流れ 私が加入している保険会社はNib。 アプリからPre Approval(事前承認)の申請が可能です。 病院から届いた見積書を添付し、申請ボタンを押しました。 「こんな大金、本当に承認されるの…?」 待つこと2日。 Pre Approval Approved. メールを見た瞬間、本気で泣きそうになりました。 自己負担額(Excess)は? 私の保険プランでは、免責額(Excess)は250ドル。 それ以外の費用は、病院と保険会社が直接やり取りしてくれます。 ...

海外で子宮全摘!ニュージーランドでの手術記録④|専門医受診と子宮摘出を勧められた日

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2025年3月末。 超音波検査から約6週間後、ようやく公立病院の婦人科専門医(Gynecology Specialist)を受診しました。 ニュージーランドではGP(家庭医)の紹介状がないと専門医には会えません。 ニュージーランドの専門医受診はどれくらい待つ? 公立病院は常に混雑しています。 専門医受診まで1ヶ月以上待つこともある 手術はさらに待つ可能性あり 予約変更するとさらに数ヶ月待ち 今回も受診まで約6週間待ちました。 専門医の診察|エコー写真を見ながら説明 診察室で専門医が超音波画像を確認しながら「なるほど…」と一言。 私は隣で画像を見ていましたが、正直さっぱり分かりませんでした。 症状について聞かれ、生理が重いこと、貧血気味であること、母も子宮筋腫持ちであることを伝えました。 先生はイラストを使いながら、とても分かりやすく説明してくれました。 判明したこと|4cmの子宮筋腫 説明をまとめると以下の通りでした。 子宮壁に約8割埋まった4cmの筋層内筋腫(Intramural fibroid) 場所的に症状が出やすい位置 7年前はなかったが、比較的速いスピードで成長 筋腫だけを取るのは難しい位置 将来的に複数発生する可能性が高い そして先生の提案は、 子宮全摘(Hysterectomy) でした。 「やっぱりそう来たか…」という気持ちでした。 提案された手術方法|腹腔鏡子宮摘出術 卵巣は残し、子宮のみを摘出する腹腔鏡子宮摘出術(Laparoscopic hysterectomy)を提案されました。 卵巣を残すことでホルモンは維持され、急激な更年期症状は避けられるとのこと。 手術は: おへそ+両脇腹に小さな穴を開ける カメラ付き器具を挿入 膣から子宮を摘出 「そんなことできるん?」と驚きながら説明を聞いていました。 素朴な疑問|卵子はどこへ? 卵巣が残るなら、排卵された卵子はどうなるのか? 先生に聞いたところ「自然吸収されるから大丈夫」とのこと。 人体、ミステリーすぎます(笑)。 入院期間と回復期間 手術時間:約2時間 入院:2泊3日 運転不可:約4週間 帝王切開も2〜3...