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海外で子宮全摘!ニュージーランドでの手術記録⑫膣断端が部分離開!?

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前回公立病院の救急で膣断端血腫疑惑の判断をされたわけですが、その5日後に執刀医がフォローアップでお腹の傷と膣の傷をチェックしてくれることになりました。 救急で血液検査/尿検査と触診しかしなくて、血腫疑惑とか言いながら超音波検査もなかったし(汗)少し不安に思っていたのでありがたく執刀医に会いに行きました。 ここからちょっと怖い報告です。苦笑 苦手な人は読まないで。。。 さて、診察台(婦人科にあるやつ、何度乗ってもいい気分ではない)に乗って先生を待ちます。 救急で急に膣の中触診された時めっちゃ怖かったので、もう恐怖でしかなかったのですが、執刀医の先生は逐一今からすることを、する前にちゃんと説明してくれるのでまだマシです! 膣の中を見る前にまず、お腹の傷。 4つ傷がある中で2つはいい感じに治ってきていますが、治りが遅くなっている残りの2ヶ所の縫合糸を少し抜糸しました。 執刀医の先生の予想ですが、私の身体はこの縫合に使う糸を異物と認識して一生懸命取り除こうとしていて、その分傷の治りが遅くなっていると。 確かに4ヶ所のうち、1ヶ所は縫合糸が完全にかさぶたのように皮膚にくっついた状態で治癒していました。まあ抜歯をしてはもらうんですが、麻酔はなくチクチク取られて、内心ぎゃー!って感じでしたが耐えました。 抜歯をした後に出血している部分を硝酸銀(Silver Nitrate)がついた綿棒のような形の棒を傷に入れて止血。 酷い口内炎とかにも使うやつですね。傷の治りを早くもするそうな。 で軽くテープで止めて、なるべく絆創膏も貼らないようにと指示を得ました。 長時間貼っているので、絆創膏にもかぶれていると言われました。(救急行った時何も言われへんかったけど?) さて、問題は鮮血出血があった膣断端。 そもそも膣断端ってどこやねんって話ですけど、子宮を腹腔鏡下で取る場合、基本は子宮と卵管を切り離して、膣を通って体の外に出した後、膣の多くの部分を縫い合わせます。 これが膣断端。名前の通り切った後の端っこを縫い合わせたとこですね。 英語だとvaginal cuffとかvaginal stumpとかいうそうです。 下の方に写真貼っておきます。 さて、救急で触診しかされなかったわけですが、今回はきちんと中を目視してくださいました。 そしてわかった衝撃の事実。 小指の爪半分ほど片端が開いている。 ...

海外で子宮全摘!ニュージーランドでの手術記録⑪術後3週間 鮮血出血で救急に 血腫疑惑

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術後3週間経つ直前ごろから、膣から鮮血が出血し始めました。 金曜日に執刀医に連絡をしたら、翌朝土曜日に公立病院の救急(Emergency Department)に行くように指示をされました。 私立病院で手術を担当した執刀医は残念ながら週末から南島の学会へ行ってしまうらしい。。。 公立病院の婦人科医にも私が来ることを伝えておいていてくれたので、さっと見てもらえる予定だったのですが、公立病院の先生はそんな暇ではない。 朝8:20に救急へ行って、救急の先生に会えたのは結構早かったけど、婦人科に私が来ていることを連絡してもらって婦人科の先生に会えたのは13:00😖 まじでNZの公立病院は医師不足! 待つ間に血液検査と尿検査をしました。 ナースに子宮頸がん検査の時にするVaginal Swabもトイレで自分でしてくるように言われましたが、二週間ちょっと前に手術したばかりで、膣にも手術痕があるのに自分でする勇気ないと言ったら「あ、そうだよね。婦人科の先生に会ってからにしよう」って言われました。 どこに傷あるかわからんのに、自分でSwabして来いってナースも怖すぎやん。 さて、婦人科の先生に会うためにトイレ付きのオンスイート病室へ移動させられました。 そこで寝転がって待つこと30分。 やっと2人の女性婦人科医が部屋に来ました。 そこから恐怖の内診です。 まずSwab検査のために検査キットを膣に突っ込まれる。 金属っぽい感触でちょっと痛い。そして手術痕があるはずなのに結構普通にする。 痛さより恐怖で泣きました。 検査の後は、指2本で縫合箇所が開いていないかの触診。 怖くて泣いてたので、しなくてもいいよ?やめとく?と聞いてくれましたが、 鮮血出血しているのに調べてもらわなもっと怖いと思い、OKを出しました。 ゴム手袋をした手なので、Swab検査よりは痛くはない。 まず一人がゆっくり傷口を指二本でなぞります。 一人目の先生が「ちょっと右端が閉じてるか確証が持てない」とめっちゃ小さな声でもう一人の医師に告げ(怖すぎ!!)、二人目の先生が再確認していました。 二人目の先に「傷が開いているようには思わないけど、腫れのようなものはあるから抗生物質を一週間出すね。腫れから出血している可能性があるから、抗生物質も助けになると思う」と言われました。 痛み止めも追加で出してもらえるようです。 「もし...

Preparing for a Hysterectomy in New Zealand: My Experience and Tips

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Today I'm writing in English on my blog. Usually, I post in Japanese, but I felt it was important to share this story with others who might be preparing for a hysterectomy in New Zealand. In January 2025, I was diagnosed with uterine fibroids, and in May, I had a total laparoscopic hysterectomy with bilateral salpingectomy. I'm currently recovering well. When I started preparing for surgery, I found it really difficult to get practical information online. While I did receive a hospital brochure explaining the surgery itself, there was nothing about what to bring, what was useful during the stay, or what to expect. This post is for anyone looking for that kind of information.

海外で子宮全摘!ニュージーランドでの手術記録 ⑩術後2週間

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子宮全摘後、2週間が経ちました。(このお菓子の話は最下部にて) もう痛み止めはほぼ使わず生活できていて、怖かったくしゃみや咳も多少チクリと響くレベル。帝王切開経験があったので、大体の痛みを予想してましたが、やっぱり腹腔鏡だと傷が小さいからか治りが早く感じます。 傷口はおへその傷から相変わらず黄色い感じの液が出るものの、出る量は減りました。 おへそ以外の三箇所は術後に貼られている絆創膏がまだくっついているので剥がしていません。これでいいのか。。。苦笑 剥がれてきたら替えてと言われたけども。 その三箇所は術後についた若干の出血班のみで、その後特に変化なしです。 下腹の傷の上側は、まだ腫れなのか?やや硬く感じる部分はあります。帝王切開痕の部分なので直るのも時間がかかりそうな予感です。 しかしながらお腹のぽっこり感はだいぶ減りました!!もう一息。 しかし前にお話ししたグンゼの下着Medicure、毎日いい仕事してます。ほんとになんでこういうのがNZにないのか。涙 帝王切開ママとかめっちゃいいと思う。 ということで宣伝> Medicure詳細 運転が術後4週間できないので、(してはいけないわけではないが、万が一事故ったら保険が降りないので4−6週間は避けるように言われている)お家にいることがほとんどで、だいぶ家の中にも飽きてきました。まあやらなきゃいけない家事はあるんですけどね。笑 なるべく動くようにということで、できる家事をして動くようにはしています。 でも1日5,000歩って結構家だけじゃ難しい。 食欲は完全復活。運動量ないのに食欲だけ復活する恐怖。苦笑 術後太ったというケースは、卵巣を取っていたらホルモンバランスの崩れで起こりうることなのだそうですが、卵巣を残している場合は基本食べ過ぎで起こることが多いのだそう。怖 ということで腹八分目を志して頑張ります。。。 ちなみに、この前恐る恐る体重を測ってみました。 まだ術後のお腹ぽっこり感はあるものの、術前より1.5kg減。取った臓器で減ったのか、筋肉が減ったのか。もうちょっとしたら軽い筋トレとか始めたい。 とか言いながら写真のお菓子にハマっていて現在葛藤中。 最近出たCalbeeさんの袋スナックHooleys。お友達に勧められて私もハマったっていう。味は日本のとんがりコーンみたいな感じ。開けたら終わる。笑 ここからは筋肉...

海外で子宮全摘!ニュージーランドでの手術記録 ⑨術後3日〜6日在宅勤務復帰

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  術後2日で退院して、お家での生活が始まりました。 しかし、すでに痛み止めが痛みをカバーしきれず、病院に電話。別の種類の痛み止めを足していただきました。 出していただいたのはTramadolです。少し眠くなりますが、入院中もよく効いた痛み止めでした。 おへその辺りがぎゅっとつるような痛みが術後3日目からなぜか増して、ますます猫背で、ノロノロ動いていました。傷口が腫れたりする様子はなし。 お腹は相変わらずぽっこり妊娠6ヶ月ぐらいです。 1日の体力パターンも少しわかってきました。 比較的朝の方がまだ元気で、夕方〜夜になるほど、痛みも疲れも増すことが多いです。 術後3日目、4日目はまだキッチンに立つ気力もなく、子供と夫の食事はテイクアウト食に頼りました。 子供達に作ってあげたいけどできない、やりたい事ができないのがまあまあのストレス。 部屋が汚かったら掃除機もかけたくなっちゃうし。 そんな中、日本人の友人から雑炊などの差し入れなどもいただいたり(涙) 本当にありがたい。。。。身体に沁みました。 私の食欲は戻りつつあるものの、まだ肉系を食べたいとも思えず、術後5日目までは日本食中心に過ごしました。消化に負担があるものを身体が自然と避けているんでしょうか。 ガスによる満腹感や首肩の痛みも術後4日目にきてあまり感じなくなりました。 しかし相変わらずおへそ辺りがぎゅっとなる感じで痛い。痛み止め様様です。 歩けと先生から言われたものの、結構体力の消耗が激しく感じます。 歩くためにも洗濯物を干すのを手伝おうと思いましたが、上に手を伸ばすのが辛くてギブアップしました。(お腹が痛い!) ピンチハンガーの高さなら大丈夫そうです。 あと、ずっと身体を起こしているとお腹に痛みが増すので、午後になると一回横になって休んだり。 そんな中、術後6日目になって、在宅勤務で仕事に復帰しました。早 もちろん無理をしないという約束のもとです! (一応仕事は2-4週間は休むのが普通だし、お医者さんのレターも出ている) 薬で眠くなることもあるので時短も許してもらっています。 在宅を許していただける職場環境にも本当に感謝です。 デスクワークなので時折立って家の中をのそのそ歩いたりして足を動かすようにはしています。意外と仕事をしている方が痛みのことを忘れていたり。 朗報としては術後5日目〜6日目で傷の...

海外で子宮全摘!ニュージーランドでの手術記録 ⑧手術翌日〜翌々日(退院!)

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  尿カテーテルの不快感とガスによる首肩の痛みに耐えた夜が明けました。 朝方、ナースの方が尿カテーテルを取ってくれました。 これだけでずいぶんスッキリした感覚です。私の膀胱はバルーンカテーテルが嫌いだったに違いない。 最初自分でトイレに行って出すのが妙な感覚です。 この後から3回ほど尿の量の計測に毎回ナースを呼ぶように言われました。 全身麻酔後にうまく出せなかったり、出せたと感じていても膀胱の中になぜか尿が残ってしまったりということがあるらしいです。 トイレの後にナースを呼び、すぐに膀胱内の水分チェック(超音波検査みたいな感じ)、尿量チェック×3回 「ゆっくりでいいから少し立ってみる?」と言われナースに手助けしてもらいながらゆっくり体を起こしました。もう24時間横になっていたので、身体は重く感じますがすごいゆっくりなら歩けそうです。 「シャワー浴びれそうなら浴びてもいいよ、でも無理はせずに」と言われ「もう?!』と思いましたが、昨晩痛みに耐えていたからか少し変な汗をかいていたので、少しスッキリしたいと思い、サッとシャワーを浴びました。(シャンプーするまでの気力はなかった) 初めてガウンを脱いでお腹を見ました。妊娠7ヶ月並みにぽっこりです。ガスがまだいっぱい入っていそうな感じ。 シャワーを浴びたら持ってきたゆったりパジャマに着替えました。 日本から送ってもらったハイウエストの下着が最高です!(この後ナースにどこで買ったん?って聞かれた)>詳細は こちら で紹介 シャワーで体を温めたのがよかったのか、すごいスッキリした気分になりました。 気分を変えて横にあった椅子に座ってフルーツとシリアルの朝食。 相変わらず量は食べれませんが、食欲は少しずつ回復しています。 ガスによる横隔膜あたりの圧痛と首の痛みは若干ましになりましたが、まだあるな。。。と感じるレベル。 ナース曰く動いた方がガスの抜けがいいから、歩けそうならお部屋の中ゆっくり歩いてねと言われました。 午前中が気分が良かったのでゆっくりテレビを見ながら、お部屋の中をのそのそ。。。 とはいえ傷とガスで痛いので、定期的に鎮痛剤を飲む。 そんなことをしていたら、急に執刀医が様子を見に部屋へ来ました。 傷のチェック、痛みの確認などを話した後、お願いしていた写真はあるのか聞くと「めっちゃあるよ!ちょっと待って」と部屋を抜...

海外で子宮全摘!ニュージーランドでの手術記録 ⑦手術直後とその夜

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目が覚めるとリカバリールームというエリアにいました。 ナースに無事終わってますよ〜頑張ったねー。と言われ少しホッとしますが、 身体が自分の身体じゃないように思うほど重く、ひたすら眠い。 意識が戻ったので、すぐに病室へベットごと移動をしました。 トイレもシャワーもテレビもある個室です。 目覚めたよって夫にLINEを送ろうと試みるも、携帯すら重く感じ、まず起きていられないので連絡は病院に任せました。苦笑 手術時間は2−3時間で終わったようです。 身体には点滴と尿カテーテルがまだ繋がっています。 全身麻酔から覚めるってもっとスッキリ起きれるものなのかと思ってましたが、想像を絶するだるさと眠さでした。 痛みもあったのでしょうが、麻酔も徐々に取れていく感じなのかこの時はそこまで感じませんでした。でもNetflix見る気力すらなかったです。 身を任せるまま死んだように半日眠っていたのであまり記憶がないのですが、頻繁にナースが痛み止めを持ってきてくれ、そのたびにバイタルを記録していました。 ちょっと脱水気味で血圧低いからお水は飲むようにとナースに言われました。また少し何か食べてとも言われましたが、食欲ゼロであまり食べれず。。。。意識がは少しずつはっきりしてきて、何か食べれるようになったのは術後10時間ぐらい経ってからでしょうか。 意識がはっきりするに連れて、残留ガスによる胃の圧迫感と首の痛みも感じるようになります。 夕飯は選択制でしたが、Light Mealオプションを選んで、パンプキンスープと柔らかいガーリックロールパンみたいなのが出ました。それだけじゃ足りなのでは?と判断されたのか、お給仕さんにチーズケーキを足されましたが、結局、出されるものは全部2、3口しか食べることができませんでした。 ナースに勧められて飲みやすかったのはペパーミントティー。 今まであまり機会もなく、好きじゃないと思っていたのですが、胃の圧迫感があってもスッキリ飲みやすかったです! その後も少ししか食べられず、夜中にお腹が空くので食べやすいアイスとかフルーツ&クラッカーを少しずつ持ってきてもらったりしました。 説明されていたものの、この残留ガスが意外と厄介。 痛み止めは傷の痛みとガスによる首肩の痛みは軽減してくれますが、胃の圧迫感は物理的なものなのであんまり消えないんです。。。 ガスは術後24-48時...