キレにくい子どもを育てる?!幼児がマインドフルネスを幼稚園で学ぶ in NZ


息子が通うNZ現地幼稚園ですが、とても熱心にいろんなプログラムを導入してくれています。他国やその文化だったり、手話だったり、ヨガだったり。。。

でも一番驚いたのはコレ。

「マインドフルネス」


聞いたことがある人がチラホラいらっしゃるんじゃないでしょうか?

「瞑想」とか「なんか怪しい宗教」みたいに捉える人もいるかもしれませんが、全くもって別物で「マインドフルネス」は今現在の自分の感情や思考、身体の状況を周りの環境に左右されずに自覚する練習をすることを指します。
近年は心と脳を整える方法として、企業や学校で利用されてきているのだとか。


でも幼児ができるマインドフルネスっていったい何なんだ?
って思いますよね。
なんてったってまだ言葉もつたない3~5歳ですからね、スタート地点はいたってシンプル。まずは「感情」を学ぶことから始めます。

幼児は今現在の自分自身の気持ちを何という言葉で表せばいいのかをまだ理解できていない部分があります。
Happy   Sad    Excited   Angry   Disappointed....感情にもいろいろありますよね。特に怒っているときに「これが怒りなんだ!」とか考える幼児はいませんから、意外と怒りが何なのか?をしっかり考えることが少ないですよね。

実際息子は画用紙で「Happy Bucket(幸せバケツ)」なるものを幼稚園で作って、何で自分はハッピーになるのかを話し合う機会があったり、紙皿で怒った顔を作って、怒る状況を考えるゲームのようなものをしたりしていました。



まずはこの感情を言葉で表して、これが嬉しいってことなんだな、これが楽しいってことなんだな、とか理解をしていくことが第一段階。悲しいと思うこと、怒ったりすることも否定せずありのままの感情を理解し受け入れるようにします。


感情を学びつつ、よく幼稚園で取り入れられているのは輪になって深呼吸をする練習。
毎日忙しく遊んでいる幼児たちにとって「落ち着く」機会を与えるのは大切なことらしく、自分で自分の感情をコントロールする第一歩なんだとか。

じゃあ深呼吸しまーす!って言ってもきっと子供たちはわからないので、
座って口の前で手を広げたら「5本のろうそくを順番に吹き消そうね」みたいな感じでゆっくり1本ずつ息を吹きかけていきます。

これが意外と効果的で、私は息子二人がけんかしていて一回落ち着かせたいときとか、寝る前にベッドに入って今日あった楽しかったことを話してほしいときとかに利用しています。

自分の気持ちを自分でコントロールする練習をする

これ凄い大事なことだなと感じます。
大人になってもすごいキレやすい人もいますよね?
一回落ち着いて、客観的に自分の感情に目を向けて、なぜそう思ったのか考え、その状況を少し離れた場所から見直してみる。この過程を自然にできる人はキレにくいはずです。


ー感情を理解する
ー感情を落ち着かせる練習をする



まだ幼い子供たちのマインドフルネスはここからスタートです。
ぜひやってみてくださいね。


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