ニュージーランド留学：NZの学校についてざっくり説明します

留学や移住を考えているのであれば少しは学んでおきたいNZの教育システム。

ニュージーランドの学校のシステムを少し知りたい。
ニュージーランドの学校での学年ってどうなっているの？

一番よくいただく質問を網羅するために、ここでざっくり学校に関する情報をまとめてみました！

☺NZの新学期は1月末スタート、小学校～高校は4学期制☺
学校によって多少の差はありますが、NZ教育省で大体のスケジュールは確認できます。 年度途中の入学も可能。
＜小中高の大体のスケジュール＞
1学期：1月末～4月中旬
2学期：4月末～7月頭
3学期：7月中旬～9月末
4学期：10月中旬～12月中旬　
※Year11-13生は11月からNCEA統一試験が始まるので、この期間は授業は無し。ひたすらテスト対策です。

☺学年に関して☺
5歳になったその日から小学校へ入学できます。ルールは6歳になるまでに小学校に入学すること。（近年Cohort Entryといって、1学期に1回入学日を決めてグループ入学させるシステムにしている学校も出てきましたので、入学日は学校に要確認です。）ちなみに日本のような入学式はありません。

5歳の誕生日が年度途中の場合、Year1に入学するのではなくYear0に入学し、翌年1月にYear1になります。判断になるその境目（例：半年、3月末など）は学校によって多少差があるので、生年月日を学校へ伝えて学年を最終確認しましょう。
高校留学生は英語力等考慮して、学年を下げて入学を許可してくれる学校もあります。

　画像引用：Belmont Intermediate Schoolより

☺校区が関係あるのは在留者のみ☺
留学生学費を払って学校に通う場合は基本的に校区は関係ありませんが、NZドメスティック学生扱い（在留資格がある保護者と同居している子供＝公立学費は無料）の場合は校区が関係しています。校区外の学校への申し込みは応募抽選になるパターンが多いです。



☺公立じゃない学校もある☺
ほとんどの学校が公立ですが、公私立State integrated School・私立Private Schoolの学校もあります。留学生が払う学費はもちろん私立校のほうが高いです。でも、その分の付加価値はあります！

☺留学生の受け入れはYear10~Year12が主流☺
14歳未満の子供を一人にできないNZの規則があるので、14歳未満の生徒を受け入れることが出来るホストファミリーが少ないです。小学校留学の場合は基本的には保護者が一緒に渡航し、一緒に生活するパターンがほとんどです。
低学年での単身留学の可能性は、私立の全寮制の学校のみになります。

☺高校留学生はその後の進路を考えて留学プランを考える☺
高校1年生に当たるYear11からNCEAというニュージーランドの資格システムが始まります。ニュージーランドの大学に行くにはどのレベルの何単位が必要、など進路の基準になるもので、高校の3年間はそのための単位を取ることが出来るように課題や試験に取り組みます。
Year12-13の2年間でNZ大学入学資格に必要な単位をすることは正直大変だと思います。（英語力が高い生徒であればできなくはないが、かなりの努力が必要）
学校によってはケンブリッジ資格やIBプログラム(国際バカロレア資格プログラム)を行っているところもあります。この２プログラムのほうがより高い英語力が必要とされます。

☺Year13を終えて高校卒業です☺
日本の教育システムにおいては、国内外通算して12年間の教育課程を修了することを大学入試の際の基準にしている大学がほとんどです。それに合わせて高校過程をニュージーランドで終えようとすると、必然的にNZ最終学年Year13を終える必要があります。
ここで皆さん不安になるのが「果たしてNZの高校を卒業できるのか」という部分ですよね。結果から言います。大丈夫です、皆さん卒業は出来ます！
これは日本のようにこの試験に受からないと卒業できない、留年する。という教育システムではないからです。
こちらにおいての「高校卒業」＝「どのレベルのNCEA資格を取得してYear13を終えるか」に重点を置いています。前述したNZ大学入学資格を取得するYear13生もいれば、NCEAレベル2資格までしか取らずにYear13を終了する学生もいます。

☺公に早弁しています☺
NZの学校には必ずモーニングティータイムがあります。時間的には10時半とか2時間目が終わったあたりでしょうか。生徒たちはランチとは別で、モーニングティー用の軽食を持ってきています。うちの子たちはフルーツとかクラッカーとかヨーグルトみたいなのが多いです。基本お弁当を持っていきますが、最近学校によって学校からモーニングティーやランチを支給する学校が出てきています。


ひとまず、このくらいでしょうか。。。一番質問が多い部分をまとめました。
ＮＺ留学の基本の「き」。まだまだ語ろうと思えば語れますが今日はこの辺に止めておきます！