ニュージーランドの「テファリキ」で子どもがのびのび育つ!

長男が今の保育園(幼稚園)に通い始めて約2年が経ちました。

絵に描いたようなスーパーシャイボーイですが、
先生がしっかり一人ひとりを見てくれているおかげで
今は登園を楽しみにしています。

さて、海外の幼稚園って一体どんな感じなの?って思う方もいると思うので
ニュージーランドの場合を少し紹介したいと思います。

まず年齢ですが、これは園によって最少受け入れ年齢が様々で
子供たちの年齢グループ分けをする・しないも園によってバラバラです。
日本だと1年区切りで部屋が分かれていると思いますが、NZは基本入り混じっています。
現在我が子が通う園は、2歳までのエリアと3歳以上のエリアで
大きく2つに分けている感じです。


初めて長男がトライアル入園した時、まだ長男は生後10ヶ月くらいでした。
その時2歳ぐらいの女の子が、ぐずる長男を「よしよし」しにきてくれたことに
なんだか嬉しくなったのを覚えています。

モーニングティー(10:30amぐらいにある軽食時間)とランチは
園が提供するところも今はあるそうですが、
親が準備して子供に持たせる方がまだ一般的です。
因みに米で育った長男のランチは大抵おにぎりとフルーツであることが多いです。笑

さて、幼稚園で子供たちが何をしているのか。。。気になりますよね。


基本、みんな好きなことをしています!


日本の幼稚園に慣れたお母さんが見たらある意味ショックを受けるかもしれません。笑
でもこれがNZのスタンスなんです。

ニュージーランドの幼児教育のカリキュラム
テファリキ Te Whariki は、子供の主体性を第一に考える
子供中心のプログラムです。


長男が3歳以上のエリアに移動して、顕著に日本との違いを感じるようになりました。

「今日は幼稚園で何したの?」と帰り道に長男に聞くと
「Paintingしたの!」と嬉しそうに毎回返事をするので
母としては(またPaintingかいっ!)と心の中でツッコミながら
何故Paintingしかしないのか、最初は疑問に思っていました。


でも気づいたんです。

長男が自分で毎回Paintingをする選択をしていることを。


テファリキは子供中心のプログラム。
何をするかは子供が決めることができ、
教師はサポート役として見守る立場を徹底しています。
子供たちは興味のあるものから学んでいるんです。


もちろんみんなで本を読む時間もあるし、体を動かす時間もありますが
基本子供の意志が一番重要視されているのです。
一人一人の個性がのびることにも繋がります。

長男はただただ筆で絵を描くのが好きだったみたいです。


日本の場合、幼稚園の先生が教室の中で生徒をまとめて
工作だったり歌だったり一緒に同じことをすることが多いですよね。
これはこれで「集団行動」を学ぶ良さがあるとは思いますが、
私は今子どもたちが楽しそうに幼稚園に通っているのを見て
「これが子供のあるべき姿だな」と思いました。

そういや私、幼稚園のプール行事大嫌いだったな・・・・(遠い目)


また3歳以上の子供たち10人に対して1人の先生がついているので
子供一人一人を先生がよく見てくれています。
(乳幼児の場合は確か5~6人に対して先生が1人だったかな・・・)
日本のような先生からの連絡帳はありませんが、
「ラーニングストーリー」という子供の成長記録を、先生が記録してくれています。
今は何に興味がある、このお友達と仲がいい、こんなことができるようになった等々。


私はNZの先生たちに余裕があるようにも思いました。
もちろん世界中どこでも大変なお仕事であることに変わりはないのですが、
日本のようにキッチリ組まれた時間割の中で
「これをしなければならない!」という感じで毎日追われている先生とは
ストレス度が全く違います。
なんだかいつも楽しそうです。


残念ながら日本の教育システムはあまり昔から変化がありません。
ぜひ世界に目を向けて、新しい教育システムを開拓して欲しいなと切に思います。


さあ、話が長くなりましたが
私は今日もそんな感じで、真紫に染まった長男の服を
今から予洗いいたします・・・笑
どこまで続く、Paintingブーム!

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